外壁工事②

外壁工事をゆっくりですが、進めていっています！

さて、前回からの続き

耐震補強とまではいかないですが、壁としての最低限度の強度は確保できたでしょうか。

透湿防水シート「タイベック」を張っていきましょう♪

一人で張る場合、ここから上が大変です。

胴縁を打ちました。

さて、外壁施工のやり方もいろいろです。お金があるなら、シート張る前に外壁モイスでも張りたいところ。しかし築100年の古民家なんざ、今の建築気密の観点から見ると、掘っ立て小屋レベルなんで、そこまでお金をかける必要があるのかなと思います。虫やネズミの侵入防止という意味なら張りたいような…いや、だったら野地板捨て張りでいいんやないかなといろいろ考えてしまいます。

外壁板の加工をしていきます。

奥にガイドとなると板をビス留めし、

ミゾキリでシャクっていきます。

マキタ　仕上ミゾキリ　3803ASP（カッタ別売）

↑この子は重いので、

マキタ(makita) 小型ミゾキリ 青 3005BA 1台

今ならこの子の方が良いかもね。

ひっくり返して、さらに手前をシャクれば、

このように相じゃくり加工ができるわけです✨まぁ少しなら楽しいのですが…数があると正直めんどいです。こんな加工、このご時世で喜んでするヘンタイ大工がいたなら貴重な逸材ですな！

しかも…

部屋中オガコまみれになるし、気管やられるのでマスクつけると酸欠なるしで大変ですので、私はあまりオススメはしませんかね。既製品買った方が良いと思います。

私は有難いことに加工なしの板材が安く手に入るので自分でやりましたが…その代わり板の段取りをすべて自分でやるのもまぁまぁ大変でしてね…

勤め先に相じゃくり加工できるモルダーがあればラッキーなのですが、残念ながらありませんし、今後も導入予定はありません。一言に製材所といいましても、どんな材料でも挽く大きい製材所はともかく、小さい製材所は強み弱みがあります。例えば私の勤め先なら桁の在庫は強いですが、仕上げ化粧の板は基本外注です。勿論丸太から製材すると側材が出るので、間柱よりも薄いものはパレット用の板にしています。そしてパレットには勿体ないキレイな板(無節、上小)をよってストック乾燥し、モルダーを掛けるという段取りです。はい。結構な労力手数なんすよ。おかげで、立場変わればということで、私の考えも変わってきやしました。パレットは基本透かして作りますし、短く切るので反りが気になりません。建築の羽目板は並べて施工するので反りにシビアなんです。つまり、無垢のフローリングとか壁用ってのをつくるのは結構大変なのです。要は結構な無駄があるともいえるわけです。フローリングに隙間があるとゴミが溜まるのでイヤですが、壁なら相じゃくりの幅を効かせれば反っててもいいじゃないか。反りを抜けばさらに板幅が狭くなるし、その反り抜きの手前が省けるならいいじゃないか。そもそも古民家の柱なんて真っ直ぐじゃないんだからそれなりに合わせていけばいいんじゃないか。一ヶ所だけの抜け節で淘汰されるのは勿体ないのではないか。裏からブチルテープ貼っとけばそれでいいじゃないか。山から出た資源をなるべく利用した方がいいじゃないか。

塗装工程も毎回悩みますが、今回はサンダー掛けなしで塗装してみました。サンダー掛けした方が色のりはよくなりますが、自然塗料の場合はカビやすくなるのではという仮説が私の中でたちましてね。外回り塗装の実験です。

国産自然塗料ユーオイルの「古色ブラウン」「ダークブラウン」基調に「カントリーオレンジ」一枚をアクセントに☆

U-OIL（ユーオイル） オイルステイン ハード H07 古色ブラウン[0.75L] 屋内外 木部用 国産 自然塗料

U-OIL（ユーオイル） オイルステイン ハード H06 ダークブラウン[0.75L] 屋内外 木部用 国産 自然塗料

U-OIL（ユーオイル） オイルステイン ハード H20 カントリーオレンジ[0.17L] 屋内外 木部用 国産 自然塗料

ここまで張れました！

週末DIYだと施工スピードはこんなもんでしょうか。世間一般レベルの住まいとしての完成はほど遠いです…DIYが嫌になりそうな自分に

焦るな！比べるな(他人と)！諦めるな！現状を楽しみたまえ！