「ジョイントカッタ」で板矧ぎ
こちらは、釘やビスを使わずに材を接ぎ合わせることができる「ジョイントカッタ」という工具です☆
今回はこの工具を使って「板矧ぎ」をしたいと思います。
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はい。こちらの材を「板矧ぎ」します。
因みに「板矧ぎ・いたはぎ」とは
板を幅の方向に接合すること。(広辞苑)
ですが、メリットとしては、幅広の一枚板がなくても継ぐことで、幅広の一枚板が作れる。同じ大きさの一枚板と比べて、反りを軽減できる。
長さ約300㎜ですので、3か所に「ビスケット」位置の印をつけます。
こちらが「ビスケット」というもので、ブナなどの広葉樹材を圧縮してできています。
サイズが3種類ありますが、今回は一番大きい#20でいきます。
電動工具はAC機種と充電機種が選べるのがあります。
AC機種はパワーが安定しますが、コードが邪魔になったりします。
充電機種はコードがない分、取り回しがスムーズですが、連続作業ではバッテリー切れになりパワーが落ちます。
迷いましたが、私は充電機種を選びました。
「ジョイントカッタ」の「ビスケット」サイズ調整ダイアルを、#20に合わせます。
左の縦の目盛で、材の上端から「ジョイントカッタ」刃の中心を測ります。
で・す・が、この目盛、どこまで信用してよいのか…と私は感じます。
電気カンナでもそうですが、結構目盛ってアバウトなんですよね。他のメーカーはよく知りませんので、マキタだけがそうなのかはわかりませんが…
縦の目盛下の赤ラインが刃の中心を指しているんですが、その赤ラインが太いと思うんです。
結果、私の感覚で目盛りを合わせると、1㎜ぐらいのずれがあるように思います。
結局、究極の繊細な仕事は手道具の方が向いていて、パワーツールに繊細さを求めすぎるなってことだと思いました。
まあ過去に一人暮らしするときに、買った家電の6割が不良品やリコール対象だった強運の私が言うことじゃけえ、そのことも読者の皆様は考慮してくださればと思います。
集塵機にもちろん対応していますが、充電機種ですので集塵機のスイッチをいちいちon・offしなければなりません。集塵機の音が気にならない方は、集塵機を作動しっぱなしでもええんでしょうが、耳に負担を感じる私としては、AC機のオートon・offって結構便利やったんやなーって充電機種を使うようになってから感じました。
このように「ジョイントカッタ」で加工しました。
まだ新しい刃ですが、ささくれているのがわかりますよね。
杉はこうなりやすいのと、マキタの刃の質もイマイチなのです。
マキタ純正の丸ノコチップソーなんて、高い癖に( ゚Д゚)ハァ?ってくらいですよ。
だから私は、マキタの道具をいっぱい持っていますが、刃を換えるときはできれば純正を買いません。
はい。「ビスケット」です!
ボンド作業は慌ただしく写真を撮っている暇がないので、とりあえず読者の方へのイメージデモです。
木工用ボンドを塗って「ビスケット」をはめ、「ビスケット」上部も塗り、相手の板もまんべんなく塗りはめ込みます。
「ビスケット」が木工用ボンドの水分を吸い、圧縮されている「ビスケット」が膨張することで、強固な「板矧ぎ」になるということです。
クランプで締めつけ、一晩おきます。
はい。木工用ボンドが乾きました。
木口に目違いがありますので、
「丸ノコ」でスパっと切り落とします。
ペーパー掛けしまして。
このあと、オイルフィニッシュをして完成\(^o^)/
「ジョイントカッタ」で「板矧ぎ」をしてほしい方!喜んで承ります(`・ω・´)ゞ
本実継ぎと違って、継ぎ目が見えないのでスマートな仕上がりになりまよ(^^♪